ハリウッド映画界において、アジア系俳優が過小評価されているというのは一般的な意見です。しかし、映画『クレイジー・リッチ!』の大ヒット後、ここ数年でその考えは徐々に変わりつつあります。アジア系俳優が主演を務めるヒット作は徐々に増えてきており、マーベル初のアジア系ヒーロー映画もまもなく公開される予定です。

昔は、遠い東の国からやって来たアジア系俳優が、ハリウッド映画で活躍することはほとんどなく、彼らの役はすべて白人の登場人物に置きかえられていました。しかし今この不況の時代において、映画市場におけるアジア系アメリカ人の重要性が認識されるようになったのです。

そこで、カジノやギャンブルがテーマになった映画に登場するアジア系俳優を少しご紹介します。

アーロン・ヨー

テキサス州ダラス生まれの韓国系アメリカ人俳優。『14日の金曜日』、『ディスタービア』の他、ギャンブル映画の『ラスベガスをぶっつぶせ』など、数多くの映画に出演しています。

『ラスベガスをぶっつぶせ』は実話に基づいたストーリで、MITに通う学生がカジノのブラックジャックでカードカウンティングという技を使って、大金を稼ごうとするストーリーです。この映画には、アジア系俳優が数人出演しており、アーロンもそのうちの一人です。最近の出演作品としては、テレビドラマ『ハワイ5-0』があります。『ラスベガスをぶっつぶせ』には、素晴らしいカジノシーンやブラックジャックのアクションがいくつも出てきます。

キウ・チン

ベトナム出身の有名女優キウ・チンもまた、『ラスベガスをぶっつぶせ』に出演しました。60年の長いキャリアの中で、彼女はアジア人俳優として大成功を収めると同時に、影響力を持つ人道活動家、慈善家、講演家として活動しています。

代表作には『ラスベガスをぶっつぶせ』、『ジョイ・ラック・クラブ』、『マッシュ』があります。また、彼女の人生を基にしたドキュメンタリー映画でエミー賞を受賞しています。女優業や人道活動などで、充実した人生を送っていることを考えると、彼女があらゆる年齢層の女性にとって、素晴らしいお手本であることは誰もが認めるでしょう。

藤原竜也

埼玉県秩父市出身の日本人俳優。『バトル・ロワイアル』、『バトル・ロワイアル2』、『デスノート』、そしてギャンブル映画『カイジ』に出演していることでも有名です。『カイジ』は、いつも借金まみれの若きギャンブラー・伊藤カイジが、借金を清算するために命がけのゲームに挑むというストーリーです。

また、舞台俳優としても活躍し、日本を代表する演出家・蜷川幸雄が手掛けた舞台にも出演しています。実際、芸能界に足を踏み入れたきっかけとなったのは、義理の母との関係に執着する少年の物語『身毒丸』で舞台デビューしたことでした。

チョウ・ユンファ

世界で最も人気のあるアジア系俳優の一人といえば、チョウ・ユンファでしょう。香港生まれの彼は、100本以上のアメリカやアジアの映画に出演。代表作には『パイレーツ・オブ・カリビアン』『アンナと王様』『グリーン・デスティニー』があります。

また、『ゴッド・ギャンブラー』、『賭城風雲』など、多くのギャンブル映画にも出演しています。ラスベガスのアジアにおけるライバルがマカオだということを考慮すると、世界で最もお金が集まるギャンブル施設のいくつかは、マカオにあるといえるでしょう。

ジャッキー・チェン

誰もが知るアジア系俳優といえばジャッキー・チェンです。香港生まれの彼は『スキップ・トレース』や『ラッシュアワー2』といったカジノを舞台とした数多くの映画に出演しました。2016年には、世界で最も稼ぐ俳優ランキングで第二位に輝いています。